0~9歳人口率は

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①O~9歳人口率の変化
いずれの地域においても0~9歳人口率は,1970年の極めて高い比率から
1990年には著しい低下がみられる。この傾向は,いずれの種類の住宅におい
てもみられるが,とくに1970年にこの年齢階級の比率が高かった公団住宅に
おいて減少が著しい。山の手地域では,1970年には公団住宅や民間集合住宅
で高い比率であったが,1990年には低くなっている。都営住宅では,他の地
域に比べて古い住宅が多いこともあって1970年においてもこの年齢階級の人
口率は低く,1990年にはさらに減少している。南部地域や西部地域において
も都営住宅と公団住宅で,0~9歳人口率は急激に減少したものが多く,とく
に,1970年には公団住宅において25%以上をしめるほど年少人口が多かった
が,1990年にはほとんどの公団住宅で10%未満である。この状況は,下町地
域や北部地域,東部地域においても同様であるが,北部地域や東部地域では公
団住宅に加えて都営住宅にもこのような年少人口の1970年における偏りとそ
の後の急激な減少が特徴的であり,1990年には大部分の住宅で子どもの数が
極端に少ない人口構成となっている。

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0~9歳人口率の変化から,東京都区部の集合住宅においては若年世帯は古
い都営住宅や公団住宅,あるいは古い民間集合住宅に入居することは少ないと
いえる。すなわち,居住者の入れ替わりによって居住者の年齢階級に平準化が
起こっても,年少人口の著しく低いようすから判断できるように,1970年時
点で入居のあった古い集合住宅では,建築当初は若年世帯に偏っていても入居
した世帯の加齢がみられ,若年世帯が減少していることが明らかとなった。こ
のことは,かつて経済的に弱くて住宅に困窮した若年世帯に対して主に供給さ
れていた都区部内の都営住宅が,今日ではそれほど若年世帯の受け皿として役
目を果たしていないことになる。