老年人口率の増加を示している

EC020_L

しかし,このような状況は,若年世帯の居住
地選好が都営住宅を避けるようになったことではなく,1990年における世帯
の高齢化と関連させて考えると,居住者の定着性が強いためであると考えられ
る。すなわち,住宅困窮者のための一時的住まいで供給される都営住宅におい
て,居住者の定着が,新たに住宅に困窮する若年世帯の入居希望を阻害してい
ると考えられる。そのため,都営住宅を希望する若年世帯は,新規募集の多い
郊外地域の都営住宅や都区部内部で更新される都営住宅に応募せざるをえない
状況が生じていると考えられる。

家具の固定方法について、改めて点検してみましょう。←こちらのサイトからたくさんの間取りや構造などを見られます。

②老年(65歳以上)人口率の変化
1990年において都営住宅居住者の高齢化が顕著であることが明らかとなっ
たが,1970年にはいずれの種類の集合住宅において老年人口率は低かった。
老年人口率の変化についてみると,図V-12に示すように,山の手地域の老年
人口率の変化では,住宅の種類による差異が顕著で,都営住宅における老年人
口率の顕著な増加が新宿・渋谷両区で共通してみられる。公団住宅についてみ
ると都営住宅のような著しい高齢化がみられるものは一部のみである。民間集
合住宅についてみると,新宿区と渋谷区でやや違った傾向がみられ,あまり高
齢化の顕著でない新宿区に比べて渋谷区内の民間集合住宅のなかには高齢化の
顕著なものが数多くみられる。これは,新宿区内の調査対象住宅が賃貸民間集
合住宅が多かったため,分譲住宅に比べて定住者が少ないためと思われる。

南部地域においても,1970年時点ではいずれの種類の住宅の老年人口率は
低かったが,1990年には半数近くが老年人口率の増加を示している。