経済活動と居住機能の結合

061k_72

居住に関する研究については,都市構造の分析においても必要性が主張され,渡辺(1982b)は居住現象の視点に立った大都市地域構造を考え出した。渡辺は,居住現象としての大都市地域の構成システムが大都市居住そのものの構成システムと,その成立と表裏の関係にある大都市地域の居住側からみた諸機能の構成システムに分けられ,双方のシステムにマクロシステムとミクロシステムが共存することを指摘した。
転居やリフォームを機に家具について再考してみるのも良いかもしれません。壁面収納を選択肢に入れてみましょう。←こちらのサイトからは、不動産関連情報をたくさん見られます。
藤井(1983)も大都市圏内の都市システムの分析に,居住の立地動向の変化とそのメカニズムへのアプローチが必要とされることを述べ,経済活動だけでなく居住機能の立地動向からのアプローチし,経済活動と居住機能の結合の必要性を主張した。
以上のように,ハウジングの用語に関してはおのおのの学問分野における定義が多様で,これはハウジング研究が学際的研究分野であることを示している。ここで地理学においてハウジング研究を定義するならば,住宅政策や住宅の配置や分布などの住宅供給に関する研究と,居住者の社会階層などの住宅消費とそれを取り巻く諸環境にかかわる諸現象を研究対象とするものと大きく二分して定義できる。

以上の議論をもとに,居住者特性からみた地理学的ハウジング研究の構築を試みた。本論文はハウジング研究の一部分に過ぎず,住宅供給や住宅市場に関する研究を総合的にとらえることにはなっていないが,居住者特性を分析する際に住宅市場に関連させて分析することにより,都市計画や住宅政策などの制度論的制約や民間不動産資本の活動などのアーパン・マネージャーやゲート・キーパーに言及することにより多面的な捉え方を試みたい。